2023年5月、久しぶりの日本滞在時に、私の両親・私達夫婦・3歳の息子と1歳の娘の合計6名で、横浜港発着のにっぽん丸クルーズの旅に出かけました!
今回申し込みをしたのは2泊3日の「初夏の伊勢志摩クルーズ」。とっても充実していてあっという間の3日間でした。
にっぽん丸の旅では、優雅な船内でホスピタリティ、豪華さ、おいしさを体験することができ、乗船から下船まで居心地良く楽しめました。
目的地が関東からは少し行きづらい伊勢で、伊勢神宮に家族でお参りできたのもすごく良かったです。
過去にイタリアのポー川やエジプトのナイル川を豪華客船でクルーズしましたが、リバークルーズ船は高さがなく、海を渡るクルーズ船とは規模が全く違います。
北欧の夜行フェリーやイタリアからアルバニアへの夜行フェリーはかなりの大型船でしたが、1泊しただけで船の滞在を満喫するという趣旨ではありませんでした。
そんなわけで、クルーズの旅、特に日本の船旅に関しては全く初心者だった私ですが、にっぽん丸での体験や船の魅力についてぜひお伝えしたい!と思いこの記事を書いています。
長くなりますが、目次から気になる項目に飛んで見ていただくこともできます。
にっぽん丸の船旅に出る方や、日本のクルーズ船の乗船を検討している方の参考になれば幸いです!
【クルーズツアーの検索】
各旅行会社のホームページを利用すると、にっぽん丸のツアーはもちろん、それ以外の日本船・外国船のツアーを一度に検索できるので便利です。
気になるクルーズのツアー内容を確認したり、都合のいい時期に出発するクルーズを探してみてください。
りり / 旅行大好き
ハンガリーの首都、ブダペスト在住19年
1人旅が大好きで、世界50カ国以上を訪問
東京で旅行会社に4年勤務経験あり
ヨーロッパに長年いるけれど、実はインドや暖かい国が大好き
旅のプロとして、みなさんに役立つハンガリー情報や、旅行情報をお届け中!
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初めてのにっぽん丸乗船で感じた、おすすめポイント7選
両親が家族旅行のために予約してくれたにっぽん丸でのクルーズ旅。
あまり前知識なしに乗船したのですが、3日間の旅を終えて色々な体験ができました。
これから乗船を検討しているみなさんには、以下のことをお伝えしたいです。
お食事のレベルが高い(口コミでも評判!)
横浜港の大さん橋へ向かうタクシーの運転手さんから「にっぽん丸のお食事は、数あるクルーズ船の中でもかなりおいしいそうですよ」との情報を入手しました。
後から調べたら「食のにっぽん丸」とは周知の事実のようですね。
実際にいただいたお食事は、船で出されたとは思えないようなとても洗練された内容で、毎回おいしくいただきました!!この後の記事で写真をぜひご覧になってください。
大きすぎない中型クルーズ船で、アットホームな雰囲気
にっぽん丸は全長166メートル、全幅24メートル、総トン数22,472トン、旅客定員は449名、船の最上階は8階。非常に大きな船に思えましたが、中型クルーズ船のカテゴリーに入り、日本の船の中では小さいサイズです。
実は今回の出発日、偶然にもクイーン・エリザベス号が横浜の大黒ふ頭に寄港していました。クイーン・エリザベス号は12階建て、総トン数90,400トン、旅客定員は2,092名で、にっぽん丸の約4倍(!)の大型クルーズ船。かなり遠くからもその大きさは窺い知れました。
過去に北欧の大きなフェリーに乗船した時は、広すぎて全てのフロアを見て歩く時間がなかったことを覚えています。
飛鳥Ⅱにも乗船したことのある両親によると、にっぽん丸は飛鳥Ⅱよりもさらに小さい分、雰囲気がさらに親しみやすかったとのことです。
飛鳥Ⅱは、全長241メートル、29メートル、総トン数50,444トン 旅客定員は872名で、にっぽん丸の2倍ほどの大きさです。
日本語でサービスを受けられる
日本のクルーズ船なので、案内や対応言語はもちろん日本語。
今回乗船して驚いたのが、旅のサポートをしてくれるクルーの多くが東南アジア系の人々という点です。みなさん日本語で対応してくれました。
もちろん日本人クルーもいるので、込み入った話があるとしても、日本語でスムーズにやり取りできます。
グランドバス(大浴場)がついている
大浴場がついているのも日本らしいサービス。広いお風呂でゆっくりできて最高です。
お部屋のモニターで混雑状況を確認できるので、できるだけ空いている時間帯を見計らって利用することも可能です。
子連れでも楽しめる
クルーズの旅は、一度チェックインをしたら荷物を部屋に置きっぱなしにできるのが快適で、子連れ旅にもおすすめです。
にっぽん丸の内部に子供向けの施設があるわけではないのですが、部屋の窓や甲板から景色を見たり、広い船内を探検したり、無料喫茶でジュースや甘いものをいただいたりと、楽しめることがたくさんありました。
クルーのみなさんも子供たちに優しかったです。レストランでは子供用のダイニングチェアやカラトリーを貸してもらえます。
2023年7月現在、生後6ヶ月〜2歳未満の子供は大人1名に対して1名無料、2歳〜小学生(中学生以下)は大人代金の75%です。(にっぽん丸キッズドルフィンズクラブに入会していると、無料で乗船できる場合があるようです。)
クルーズ料金にほぼ何でも含まれている
にっぽん丸のクルーズ料金は、行き先やシーズンにもよりますが1人1泊40,000円程度〜です。
この費用に宿泊費・寄港地までの往復の移動費・食費が含まれていると考えるとかなりお値打ちです。今回はオプショナルツアーも無料で参加できました。
船内では無料喫茶も充実しており、追加料金が必要となる場面は少ないです。
追加費用が発生するのは、アルコール類・一部ソフトドリンク類・スパやマッサージ・病気になった時のクリニック代・通信費(インターネット・ファックス)などです。
イベントが日本人向け
海外のクルーズ船では、ダンスパーティーなどのイベントで明るく踊っている外国人を目にしてきましたが、私を含め、おそらく日本人は少し尻込みしがちですよね•••。
にっぽん丸のイベントは日本人向けで、一緒に参加するお客さんもほぼ日本人なので、あまり違和感を感じることがないかと思います。
ハウスバンドのコンサートに参加しましたが、みなさんのイベントに対する熱量が同じくらいで、落ち着いた雰囲気で終始過ごすことができました。
今回は参加する時間がなかったのですが、朝晩の体操やデッキゴルフなどのイベントも実施されていました。
初めてのにっぽん丸乗船で、思っていたのと少し違ったポイント2選
とても楽しく過ごした2泊3日ですが、私の情報不足のため、思っていたのとちょっと違ったなという点が強いて言えば2つあります。(文句ではありません!)
出港時のイベントは特になかった
出港時に何かイベントなどあるのかな?と思っていましたが、私たちは出港時間がちょうど夕食の時間と重なっていて、レストランでお食事をいただきながらの出発でした。
19時出港のツアーはこのような流れが通常なのかもしれません。次回、出港時間が早めのツアーがあるようでしたら、そちらにも乗船してみたいと思いました。
インターネットは有料
にっぽん丸に限ったことではありませんが、クルーズ船でインターネットに接続するには、有料もしくは利用できる回数が制限されていることがほとんどのようです。
にっぽん丸ではインターネット30分の利用は1,000円です。(スイートルームの場合はインターネットは無料)。
実際に乗船してみて気がついたのですが、岸に近い時は結構インターネットにつながっていました。また、クルーズ船はインターネットなしでも十分に他のことで楽しめます。
ちなみに、クルーズ船では宇宙の衛星を利用してインターネットにつなげるようになっているそうです。
【乗船レポート】1日目の様子(乗船〜避難訓練〜夕食〜コンサート〜無料喫茶〜夜食〜入浴)
この日は待ちに待ったにっぽん丸クルーズの乗船日。乗船手続きは16時から開始、19時に出航予定です。
横浜港大さん橋ふ頭にて乗船手続き
大さん橋国際客船ターミナルで乗船手続きを行いました。スーツケースなどの大きな荷物にはタグをつけて先に預け、客室まで運んでもらいます。
手続きの開始時間になると、バンドの生演奏が始まって乗船へのワクワク感が高まります。
自宅で行った抗原検査を確認してもらい、乗船券を提出して引き換えに乗船証を受け取ります。厳しい手荷物検査などは特になく、比較的あっという間に手続きが終了しました。
ただし、にっぽん丸でカードホルダーを利用しているお客さんはあまりいらっしゃいませんでした。どちらかというと、外国船のカジュアルな船旅で利用している人が多いという情報を目にしました。
さあ、いよいよ乗船です!
客室へ入る
今回予約したお部屋はスーペリアツイン。両親の部屋、私と娘の部屋、夫と息子の部屋と合計3室です。
約14㎡のお部屋ですが、思っていたよりずっと明るく開放感がありました。
私たちの部屋と夫たちの部屋は、ベッドをくっつけてベッドメイキングしてあり、ベッドガードまで準備してくださっているさすがのサービス。
ベッドの足元にある小さなテーブルとソファーは、ちょっと座って休憩したりするのにちょうど良かったです。
収納もたくさんあります。入り口を入ってすぐ横に3つ縦長のクローゼットがあり、ハンガーがたくさんかかっていて便利でした。お友達と一緒の旅の場合でも、仕切りがあるので使いやすいと思います。
引き出し収納は冷蔵庫の下に3段あり、小さい引き出しと大きい引き出しの合計6個もありました。
スーツケースはベッドの下へ入れると邪魔になりません。両親の大きなスーツケースも問題なくベッドの下に置ける高さがあったので、部屋のスペースを有効に使えます。
私が旅行で愛用しているのは、とても軽量なサムソナイトのスーツケースです。みなさんにもおすすめです!
バスルームは明るく清潔感がありました。バスタブではありませんが、にっぽん丸では大浴場も利用できます。
コンセントはベッドの枕元と、固定テーブルのところにあります。念の為シンプルなUSBアダプターを準備しておりましたが、なくても全く問題ありませんでした。
充電すべき機械が多い•••という方は、1つ持っていると安心ですよ。私はこのピンク色のを持って行きました。
初日はウェルカムドリンクのスパークリングワインとミネラルウォーターのペットボトルが冷えていて、2日目以降は朝にミネラルウォーターを補充してもらえます。
お部屋でお茶などが飲めるようにお湯沸かし器も準備されていますが、滞在中はラウンジなどに出向いて飲み物をいただいていたので、結局利用はしませんでした。
両親の部屋はツインベッド仕様(通常のスタイル)でした。家族の部屋は3部屋並びで準備していただいたので、行き来がしやすかったです。
船内新聞で1日のスケジュールを把握する
客室の扉の横に書類を入れられるボックスがあるのですが、そちらにA3サイズの船内新聞が毎日届きます。
船内新聞ではイベントのスケジュールや食事の時間帯、船内施設の営業時間などを確認できます。
避難訓練(4階プロムナードデッキ)
出港前に避難訓練があり、小型ボートに乗り込める集合場所の確認をします。非常ベルがなったら船内放送に従って4階のデッキへ移動、担当のクルーに乗船証を提示して読み取ってもらいました。
船室に救命胴衣は備え付けてあります。3歳と1歳と子供たちのためには、小さなサイズの救命胴衣があらかじめ用意されていました。
1日目の夕食(2階メインダイニング「瑞穂」)
スーペリアツインルームの乗客の夕食の開始時刻はあらかじめ決定しています。
この日の出航は19時でしたが、出航前の17時45分からお食事が始まるということで、避難訓練を終えてからメインダイニング「瑞穂」へ向かいます。
テーブルは指定席ではなく、レストランに到着した時点で空いている席へ案内してもらいます。
子供用ダイニングチェアを用意してくださり、3歳の息子のお子様セットは先に運んでもらえました。
お食事が有名なにっぽん丸。初日は和食、懐石料理で1皿ずつ運ばれてきます。
見た目も綺麗な1品1品。久しぶりの日本でいただく和食を目で楽しみ、口で味わいながら贅沢にいただきました。
1皿の量は多すぎず、コースの終わりにちょうどお腹いっぱいになります。
デザートまでおいしくいただきました。
お食事と一緒にいただくドリンクは、お茶やお水、最後のコーヒーや紅茶以外は有料です。
ちなみに、この日のお子様プレートはこんな感じの和食盛り合わせでした。
今年は母の記念日があったのですが、ゼネラルマネージャーさんがご登場。お祝いの品、船長さんのサイン入りメッセージ、記念写真をいただきました。
お食事の終わり頃にクルーズ船は横浜港をひっそりと出港。この日の航海は穏やかでした。
このツアーは出港時間と夕食が重なっていましたが、次回は出港セレモニーがあるツアーにも参加してみたいなと思いました。
ウェルカムライブに参加(4階ドルフィンホール)
夕食の後にウェルカムライブが2回予定されていたので、1回目のライブには私と夫が、2回目には両親が参加しました。
にっぽん丸のハウスバンドは、フィリピンで厳しいオーディションを勝ち抜き選ばれたメンバーの集まり。
この日はヨーロピアンミュージックライブということで、ビートルズから始まり、シャンソンやABBA、最後はビールのCMでも有名なスペイン語のヴォラーレで盛り上がり、楽しませていただきました。
なお、ドルフィンホールの2階部分(船の5階)はドルフィンラウンジと呼ばれていて、ドルフィンバー(5階)の営業中はドリンクをオーダーしてショーを楽しむことができます。
ショコリキサー(GODIVA)をいただく(7階リドテラス)
7階にあるリドテラスはトロピカルな雰囲気のするプールサイドテラスです。
追加料金なしで軽食やソフトドリンク、ビールやゴディバのショコリキサーという人気チョコドリンクもいただけます。滞在中に何度か足を運び、くつろがせていただきました。
ショコリキサーがおいしい!と口コミで見かけたので、真っ先に注文しました。確かに濃厚で贅沢なお味!
ちなみに、リドテラスの中央のプールは2日目に開放されていましたが、利用している方は数名しか見かけませんでした。泳ぐのが好きな方には穴場かもしれません!?
ナイトスナック(夜食)をいただく(2階メインダイニング「瑞穂」)
22時30分からは夜食タイム。正直お腹はもういっぱいだったのですが、せっかくの機会なので、1日目の夜に父と一緒に夜食会場に行ってみました。
お茶漬けは希望をするとテーブルにサーブしてもらえ、他はビュッフェスタイルでした。この日のメニューはソース焼きそば、最中、香の物、フルーツ3種類。ついついペロリとおいしくいただいてしまいました。
お茶やジュース、コーヒーもオーダーできます。夜食メニューは日替わりです。
大浴場を利用する(3階グランドバス)
夜食をいただいた後、シャワーを浴びて寝るつもりでしたが、大浴場が良かったという母の話を聞いて私も行ってみることにしました。
23時30分頃に覗いてみると結構な混雑具合。翌日01時00分まで利用できるとのことだったので、24時30分頃に再度足を運びました。それでもまだ5〜6名が利用されており、大浴場の人気が伺えます。
バスタオルはグランドバス内に用意があるので、お部屋からタオルを持って行かなくて大丈夫です。
クルーズ船上で日本ならではの大浴場でゆっくりできて感動でした。
【乗船レポート】2日目の様子(鳥羽港入港〜オプショナルツアーで伊勢神宮へ〜クルーズ船上ライフを満喫〜鳥羽港出港)
昨日は乗船してからずっと楽しみ続きで、就寝時間も遅めでしたが、2日目も朝からフル稼働です。
イベントと食事スケジュールの案内を確認
朝起きて扉を開けると、各部屋についている案内ボックスに船内新聞が入っているので早速チェック。参加したいイベントなどに蛍光ペンで印をつけておきます。
この日は伊勢神宮へのオプショナルツアーに申し込みをしていたので、出発場所や出発時刻などの案内もありました。
朝食前にルームデリバリーを利用(子供用のパンと大人用コーヒー)
昨日は初めてのクルーズ体験で大はしゃぎだった息子と娘。就寝時間が遅くなってしまったので、朝はできるだけギリギリの時間まで寝させることにしました。
06時30分〜07時30分の間、ルームデリバリーでコーヒーや紅茶の他、デニッシュやペイストリーの注文ができました。ラウンジに内線をかけてオーダーをすると、ものの5分も経たないうちにデリバリーしていただきびっくり!
この日は子供たちは遅くまで寝て、デリバリーのデニッシュを朝食としていただきました。
夫と2人で朝食(2階メインダイニング「瑞穂」)
両親は6階にあるオーシャンダイニング「春日」で朝食をとりましたが、私たちは2階の「瑞穂」でいただくことに。
和食か洋食を選択します。和食の場合はあらかじめセットになったお膳を持ってきてもらい、洋食の場合はビュッフェスタイルです。
私がオーダーしたのは和食。朝から優しい味が体に広がります。ご飯はお粥を選びました。
夫は洋食ビュッフェを楽しんでおりました。
完全に私のリサーチ不足だったのですが、洋食ビュッフェにある「伝統のにっぽん丸ビーフカレー」が有名&人気なんだそうですね!外国人の夫も気が付かず、残念ながら味見していませんでした。
次回は洋食にしてカレーにも挑戦したいです。
なんと、にっぽん丸のビーフカレーはAmazonで購入できます。ハッシュドビーフやドライカレーも販売されているので、気になる方はお味見してみませんか!?
鳥羽港へ向かう中、美しい島々の浮かぶ景色を、朝食をいただきながら堪能できました。
オプショナルツアーに参加、伊勢神宮お参り
今回のクルーズ旅で楽しみにしていたのが、伊勢神宮内宮へお参りする午前中のオプショナルツアー。
関東から少し行きづらい伊勢、クルーズで立ち寄るツアーがあるのはなんともありがたいことです。
クルーズ費用に今回のオプショナルツアー代金は含まれていました。
大きなにっぽん丸は鳥羽港で接岸できないため、湾内で錨泊をし、通船と呼ばれる小型船で岸に渡ります。岸までの乗船時間は10分ほど。そこでバスに乗り換えて、約30分で伊勢に到着しました。
通船は1日に数回往復しているので、オプショナルツアーに参加しなくても岸に渡ることができます。
オプショナルツアーや通船を利用せず、お客さんの少ない日中、船でのんびり過ごすのも優雅でいい時間になりそうですね。
伊勢神宮へ行くオプショナルツアーは人気があり、合計6台のバスが出ていました。それぞれに観光ガイドさんが同行しています。
伊勢神宮の内宮前の駐車場に到着してから2時間のフリータイム。希望者はガイドさんの約40分間の案内で正宮まで連れて行ってもらえました。
正宮を参拝した後はおはらい町をぶらぶらして、赤福本店で赤福とお茶で休憩。
昼食(2階メインダイニング「瑞穂」)
オプショナルツアーから船へ戻ると13時30分を過ぎていましたが、船のレストランはオプショナルツアー参加者のために時間延長して営業していました。
6階にあるオーシャンダイニング「春日」も利用できるのですが、子供2人とも入りやすい雰囲気の「瑞穂」で昼食をいただくことに。
にゅう麺は桜エビと水菜のかき揚げが乗っていてとってもおいしく、さすがにっぽん丸といったお味でした。写真には写っていませんが、鶏肉の塩煮やご飯もいただきました。
最後にコーヒーを飲んでから、お部屋に戻って少し休憩します。
アフターヌーンティー(6階ラウンジ「海」)
普段であればお昼寝をする娘も、船旅に興奮して全く寝そうにないので、船内を歩くことにしました。
アフターヌーンティーの会場であるラウンジ「海」を覗いてみたら、偶然父と母もいたので同席させてもらうことに。
にっぽん丸のハウスバンドの生演奏を聴きながら、シュークリームとパウンドケーキをいただきました。どちらもすごくおいしかったです。
アイスクリーム・軽食・飲み物をいただく(7階リドテラス)
食いしん坊な我が家のメンバー。前日の夜にくつろいだリドテラスには何度か足を運びました。
ドリンク以外に軽食もあるので、ついつい味見してしまいます。
テイクアウトもできるので、部屋でくつろいでいた夫にハンバーガーを差し入れしたりもしました。
最上階の展望スペースを歩く(8階サンデッキ)
17時に鳥羽を出港する際に、にっぽん丸最上階のサンデッキに上がって、島々の連なる景色を楽しみました。サンデッキへは7階までエレベーターで上がった後、甲板から階段でのぼってください。
非常に高さがあるので迫力満点!うろちょろする子供たちにヒヤヒヤさせられましたが、ダイナミックな景色を見られてよかったです。
ヨガマットを借りてストレッチ(7階スタジオ)
7階には体を動かすことのできるジムとスタジオがあります。
自由に利用できるとの案内だったので、スタジオのヨガマットを敷いて家族でストレッチを少しだけしました。
今回は2泊3日の短いツアーでしたが、ついつい色々と食べすぎてしまうものですね•••。長期ツアーの場合は、ジムやスタジオを上手に利用して、運動不足にならないよう心がけるとよさそうです。
朝と夜にスタジオではヨガやリラクゼーション教室(定員15名)が開かれていました。
買い物をする(5階ブティック「アンカー」、ショップ「ブイ」)
母がお土産を探すために5階のお土産屋さんを見て回っていました。
母曰く、思ったよりもにっぽん丸限定のグッズが少なかったとのことですが、息子と娘ににっぽん丸キーホルダーとイルカのうちわを買ってもらいました。
2日目の夕食(2階メインダイニング「瑞穂」)
2日目の夕食は洋食フルコースです。
綺麗な前菜の盛り合わせは、見ているだけで嬉しい気分になります。
クルーズ船でのお食事!と言ってイメージするような、優雅なラインナップでした。どのお皿もおいしかったです。
写真に撮り忘れてしまったのですが、いくつかいただいた小さなパンがとてもおいしかったです。にっぽん丸はパンがおいしいことでも有名だそうです。
息子のお子様プレートはこんな感じでした。
私はこの2日目の洋食ディナーがとても気に入って印象に残っています。一方、夫は1日目の和食ディナーがよかったと言っております。
SiriuSのスペシャルコンサート(両親が参加)
今回のツアーの目玉は、東京藝術大学声楽科卒の男性2人組ユニットSiriuSによるスペシャルコンサート。両親が乗船前から楽しみにしておりました。
コンサート開始前のカクテルパーティーから参加して、コンサートではオペラから映画音楽まで、ハンサムなお2人の歌声とトークを大いに満喫したそうです。
にっぽん丸には豪華ゲストが乗船してイベントを行うので、ゲストをお目当てに旅先を決めるのもいいですね。
【乗船レポート】3日目(船内探索〜朝食〜下船)
あっという間に2日間がすぎ、下船の日がやってきました。
まだ船内をすべて見て回れておらず、心残りにならないよう朝の4時前(!)から少し歩いてみることにしました。1名のクルーを除いて、どなたにも会いませんでした。
早朝の船内散歩①(4階プロムナードデッキ)
4階のプロムナードデッキから朝焼けに染まる地平線を眺めました。
船は一定スピードを保ってどんどん進んで行きます。私たちが眠っている時間帯にも、船を安全に運航するためにみなさん働いてくださっているのだなと実感しました。
早朝の船内散歩②(3階セルフランドリー)
セルフランドリーが3階に数箇所設けられています。今回は利用しませんでしたが、長い日程の船旅の時は助かりますね!
利用は無料です。洗濯機・乾燥機・洗剤・柔軟剤・アイロン・アイロン台が設置されています。3階後方のランドリーは男女別に分かれています。
早朝の船内散歩③(5階eカフェ&ライブラリー)
初日にちらりと横目で見て、素敵だな•••と思っていたライブラリー。残念ながらゆっくりする時間がありませんでしたが、本だけでなく新聞や雑誌もおいてありました。
カフェやインターネット(いずれも有料)のサービスも受けられます。
次の機会があれば、ライブラリーで雑誌でもめくりながらのんびりしてみたいです!
早朝の船内散歩④(6階マーメイドシアター)
こじんまりと落ち着いた雰囲気のミニシアター。船内新聞の案内によると、今回のクルーズ日程中も洋画や邦画がコンスタントに上映されていました。
船上のシアターで優雅に映画を観るのもいいですね。
荷物の集荷と精算
朝のうちに荷物の集荷(宅急便、もしくは持って帰る荷物をターミナルまで運んでもらう)があります。
荷物はそんなに多くなかったので、集荷してもらわずに自分でターミナルまで運ぶことにしました。
しかし、下船の時に荷物あり子供ありでスマートではなかったので、次は集荷していただこうと思っています。
ツアー中にかかった費用(アルコール類など)の清算は、朝までにフロントデスクで済ませます。
夫と朝食(6階オーシャンダイニング「春日」)
これまですべてのお食事は2階の「瑞穂」でいただきましたが、最終日の朝食は夫と6階の「春日」に行ってみることにしました。
「春日」のディナータイムは、スイートルームおよびデラックスルームのお客さん専用なのですが、朝食と昼食は誰でも利用ができます。
「春日」は混雑する&お料理が運ばれてくるのに少し時間がかかると聞いていたので、レストランのオープンする少し前から並んで入場しました。
この日はフレンチトースト、卵料理、グリルドミートをお好みで注文、スープやパンはサーブしていただき、新鮮なサラダバーはセルフサービスでした。早くに入場したおかげで、ほとんど待つこともありませんでした。
ちなみに、遅く起きた息子と娘はささっとメインダイニング瑞穂へ連れて行って、ジュースやフルーツをいただきました。
横浜港入港
横浜港へ近づいていきます。船内アナウンスがあり、富士山が遠くに見えるということだったので記念撮影。
2泊3日の旅が終わろうとしています。
にっぽん丸2泊3日のクルーズを終えて まとめ
あっという間に過ぎたにっぽん丸のクルーズ旅3日間、親子3代で満喫することができました。
エレガントな船内ですが、過度に着飾ったり張り切ったりする必要はなく、あたたかいサービスにおいしいお食事をいただき、コンサートやオプショナルツアーに参加し、非日常の体験をすることができました。
まだクルーズ船で旅をしたことのない方にも、にっぽん丸が初めての方にも、ぜひ一度は乗船してみていただきたいです!!
にっぽん丸乗船をおすすめしたい理由
- おいしいお食事がいただける
- 船は大きすぎず、落ち着いて過ごせる。アットホームな雰囲気
- 日本人向けのサービスが多く安心。もちろん日本語も通じる
- 子連れでも旅しやすい
- クルーズ費用にほとんどの費用が含まれているのでお値打ち感がある
にっぽん丸のオフィシャルサイトでは、ツアーの日程はもちろん、船内の案内やよくある質問がまとめられているので、出発前に目を通しておくとしっかり準備できるはずです。
にっぽん丸オフィシャルサイト:https://www.nipponmaru.jp/
何か参考になる情報があったら幸いです。思い出に残る楽しい船旅にお出かけください!!