ハンガリー国内には、子連れファミリーでも訪問しやすい、ユニークなウェルネスホテルがたくさんあります。
そんな中でも、今回訪れたハンガリーの南のBikalにあるPuchner Kastélyszálló (Puchner Castle Hotel)は、子供が楽しめる施設がいっぱい!
プールエリアはもちろんのこと、広い室内遊び場に屋外の公園、動物と触れ合えるコーナーまであるんです。
実は、中世のハンガリーをモチーフにしたテーマパークÉlménybirtokとホテルが一体化していて、宿泊者はその広大な敷地を行き来することができます。
中世の旧市街があったと思えば、村のような風景や動物たちに出会い、また一歩別の場所に足を運べば、美しい現代風の中庭が現れたりします。
宿泊施設もユニークで、7つのタイプがあります!
宮殿やお屋敷風のエレガントな部屋から、フランスの田舎の宿風の部屋、モダンなテラス付き部屋など、選択肢は色々。
夕食と朝食のレストランも違う場所にあるので、朝晩で違う雰囲気も楽しめるのも面白いです。
広々とした敷地内で、様々な要素を楽しめるPuchner Castel Hotel。
「家族連れで楽しめるホテルってどんなところかな?」と気になった方は、ぜひ最後まで記事を読んでみてください。写真もたくさん掲載しました🎉
りり / 旅行大好き
ハンガリーの首都、ブダペスト在住19年
1人旅が大好きで、世界50カ国以上を訪問
東京で旅行会社に4年勤務経験あり
ヨーロッパに長年いるけれど、実はインドや暖かい国が大好き
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ホテルのマップ紹介
ホテルのホームページにあるマップがこちら!広い敷地にたくさんの施設があることが分かるかと思います。
右下①のKastélyから中央上㉖のPalotaまで、歩いて大体5分くらいのイメージです。ちなみに赤字の⑧がレセプションで、駐車場はその付近にあります。
地図の主に左側がÉlménybirtokというテーマパークです。
テーマパークの営業日は基本的には土曜日で、夏季は木曜日もオープン、その他祝日に営業していることもあります。
私たちが宿泊したのは日曜日〜火曜日だったため、テーマパークは営業していませんでしたが、敷地内を自由に歩き回るだけでも楽しかったです。
https://puchner.hu/en/
英語でわかりにくい場合、Booking.comから日本語でも予約できます!
子供が遊べる場所がたくさん!
Puchner Castel Hotelに宿泊をすると、テーマパークがオープンしていない日でも色々な楽しみ方がありました。
実際にどんな場所へ足を運んだかご紹介します!
ふれあい動物コーナー(テーマパーク内)
ふれあいコーナーの入り口では、ラマがお出ましです!
「つばは吐きません」とハンガリー語で案内が書いてあります。撫でても大丈夫でしたよ〜!
ガチョウの群れが芝の上で休憩中。のどかな風景です。
羊たちも撫でて大丈夫。かわいかったです。
檻の中にはイノシシ、エミュー、クジャクやニワトリたち、外の古屋にはロバたちもいました。
ポニーや馬の乗馬体験にも申し込みができます!
室内遊び場 Uni Világa(テーマパーク内)
月〜金曜日の午前と午後の決まった時間に、室内の遊び場Uni Világaの利用ができます。
広々とした遊び場で、うちの子供たちはかなり長時間楽しませてもらいました。
小さい子供向けのコーナーもあれば、少し大きな子供も楽しめるおもちゃもいっぱいです。
ボールプールもあれば、お絵描きコーナーや人形劇スタンドもあります。
スクリーンに映る画面で遊べる有料のゲームも人気でした。
テーマパークでイベントがある場合、この遊び場はクローズしている場合があります。
それでも、イベント(有料)に参加をしたり、スパエリアにある室内遊び場(無料)を利用できるので、心配はいりません。
営業時間と日時は時期によって異なるので、ホテルのレセプションでご確認ください!
プールエリア(ホテル施設)
ウェルネスホテルの醍醐味の1つといえばやっぱりプール!子供向けに2つあります。
水深はそれぞれ28センチと46センチなので、赤ちゃんと一緒に来ても安心です。
ピンクのすべり台のあるプールは水深122センチ、少し大きな子供向けです!
ピンクのすべり台の横には(画像に写っていませんが)長めのウォータースライダーもあって、私自身も何度かすべって遊びました
フランス風プールエリアも広々としていて、ここにも子供用の浅いプールがあります。
ちなみに、14歳以上しか利用できないモロッコ風のプールエリアがフランス風プールエリアの隣にあるので、静かにくつろぎたい場合におすすめです。
別の建物(Palota)には18歳以上のみ利用できるトルコ風のプールエリアもあります。
夏場は屋外のプールも開放されていて、日中はピーチチェアで日光浴を楽しむ人でいっぱいです。
プール施設内にドリンクバーがあるのですが、そこに子供の遊び場も併設されています!
プールの建物の隣の公園(ホテル施設)
プールの建物のすぐ隣に、緑に溢れた公園があり、砂場・すべり台・ブランコなどで遊べます!
ハンガリーで時々見かける巨大なチェスコーナー。ホテルの森の中にもありました。
中世風の公園(テーマパーク内)
中世をモチーフにした公園が敷地の北側にあります。
夕食のレストランの目の前なので、食後に毎回遊びにきました。
馬術ショー(テーマパークのオープン時)
テーマパークの営業日には、中世の装いをした人々による馬術ショーなどが開催されています。
有料になりますが、タイミングの合う方はぜひ見学してみてください!!
普段とは違う景色を楽しもう!
ホテルおよびテーマパークの敷地内は、歩いているだけでも普段と違う景色が見られて面白いです。
中世の街
中世の街は歩くだけでも楽しい雰囲気。街の北側と南側にある門には、のぼることもできます。
階段が急なので気をつけてくださいね。
テーマパークの営業日は、パン屋さんや木彫り工房などもオープンしていて、もっと賑やかだそうです。
夕食レストラン・朝食レストラン
ホテルの夕食と朝食は別々のレストランで提供されます!
夕食は敷地の北側にあるPalotaでした。
ビールとワインを含むドリンク類が、なんと飲み放題でした!
お食事はビュッフェスタイル。
お味については正直なところ可もなく不可もなく普通という印象でしたが、お料理の種類はたくさんあって、レストランの雰囲気も抜群でした。
朝食はホテルの敷地の南の方にあるKastélyです。
初日はお天気だったのでテラス席でいただき、次の日は小雨が朝だけ降っていたので、室内のテーブルにつきました。
朝食レストランにも、夕食レストランにも、子供が遊べるコーナーがついています。子供たちが早く食べ終わったら遊ばせてあげられます!
村の風景(テーマパーク内)
テーマパークの一部でもある「動物ふれあいコーナー」付近一帯は、Mesefalu(おとぎ話の村)と呼ばれ、素朴な景色が広がっています。
テーマパークの営業日には「魔女の家」や「鍛冶屋の仕事場」などがオープンしています!
スポーツセンターと中庭(ホテル施設)
ホテル側の敷地には、ボーリング・ビリヤード・スポーツジムなどが利用できるスポーツセンターもあります。
スポーツセンターの建物と、会議室の集まった建物の間の中庭も素敵です。
ユニークな6つの宿泊施設
広大な敷地を誇るPuchner Kastelyszalloには、6つのタイプの宿泊施設があり、好きなお部屋を選べるようになっています。
ちなみに、上の画像はホテルのレセプションの外観です。
それぞれの建物内の部屋の詳細は、ホテルのホームページでチェックできます!
Udvarház(実際に家族と宿泊)
18世紀のフランスの田舎の宿をモチーフに、古い建物を改修して造られたのがUdvarházです。
私たちの選んだタイプのお部屋は、1階(日本の2階)の一番奥にありました。
改修前のオリジナルのレンガの壁と、木と独特な壁・天井が印象的なお部屋でした。
バスルームはお部屋の真ん中にどん!と置かれています。
Udvarház内のいくつかの部屋には、子供が入れる大きさ(約2メートル×1メートル)の洞穴が作られていて、子供が中で寝るスペースになっています。
うちの子たちも隠れて遊んだり、実際に眠る時に利用していました。
ソファーベッドもベッドとして利用しました。
地上階(日本の1階)のお部屋になった場合は、小さなテラスもついています。
Udvarházの前のお庭はお花がいっぱいでいい雰囲気でした。
中世の街
雰囲気抜群の中世の街の中には、よく見ると”プライベート”の看板がかかった宿泊できるお部屋があります。
中世の街の部屋もすごく気になったのですが、100平米くらいあってお値段もする部屋か、2人用の小さな部屋しかなかったので今回は断念しました。いつか泊まってみたいです!
Palota
Palotaにある部屋は、他の施設よりも部屋の広さがあったので、ここで予約をするかどうかも最後まで迷いました。
夕食レストランや18歳以上のみが利用できるプールスパエリアもPalotaにあります。
15世紀に活躍したマーチャーシュ王の時代をイメージして造られているそうです。
Kastély
朝食レストランのあるKastélyにも宿泊できます。
19世紀のお屋敷を彷彿とさせるクラシックな部屋は、50代以上のお客さんに特に人気があるそうです。
Fürdőház
プールが集まるFürdőházの建物内でも部屋を予約することができるので、プール好きの方におすすめの選択肢です!!
Fürdőház近くの独立した一軒家風の建物の中にも、いくつかの部屋が入っています。
Liget Ház
Liget Házはホテルの入り口付近にある宿泊施設で、多くの部屋にテラスがついているそうです。
ご自身の好みにあった宿泊施設を見つけて、予約をいれましょう!!
Bikalへの行き方 / ホテルの住所
Bikalへの行き方
ホテルのあるBikalへは、ブダペストから乗用車で2時間〜2時間30分程度です。
私たちは電車とタクシーを利用しました。
ブダペストからBikalの最寄りであるDombóvárまで、電車で約2時間。東駅から出発するペーチ(Pécs)行きの電車で、途中下車をするかたちです。
DombóvárからBikalまでのバスは、3時間に1本程度で非常に少ないので、あらかじめタクシーを予約しておきました(所要約20分、約8,000フォリント)。
ハンガリー国鉄のオンラインチケット予約については、こちらの記事からどうぞ!
ホテルの住所
住所:Bikal, Rákóczi Ferenc út 22., 7346
アクセス:ブダペストからDombóvárまで電車で約2時間。Dombóvárからホテルまでタクシーで20分(バスで約30分)
まとめ
ハンガリーの南にあるBikalには、ホテルとテーマパークが一体化したPuchner Castel Hotelというユニークなホテルがあります。
中世の街・ふれあい動物コーナー・スパエリア・公園など遊べるところがたくさんあって、お子さん連れのファミリーには特におすすめ!
敷地内の散歩も、次々と風景が変わって楽しいです。
宿泊施設は全部で6つ。それぞれ特徴があるので、その時の気分に合わせて予約しましょう。
ホテルとテーマパークは英語の情報が少なめなので、「もっと詳しく知りたい」という方はお気軽にお問い合わせください。
以上、参考になる情報があれば幸いです!