【WISEのデビットカードと海外送金】手数料を抑えてコスパ抜群!メリットとデメリットを紹介

WISEのカードを使って朝食をオーダー

突然ですが、WISE(ワイズ / 旧TransferWise)という会社をご存知ですか?

WISEは、イギリスを本社に置く国際送金サービスを迅速かつ安価に提供する企業で、2011年に設立されました。

最近では国際送金だけでなく、国際的なマルチカレンシー口座の提供も開始し、デビットカードも発行されています。これは海外旅行者や海外出張者、デジタルノマドや国際的なビジネスを展開する人にとって非常に便利な機能です。

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何を隠そう、私はもう10年以上前からWISE(旧TransferWise)のサービスを利用しています!

「デビットカード利用」や「海外送金」の際、手数料が銀行に比べて安いので、ストレスがかからず利用できるのが大きな魅力。

WISEのシンプルなサービスは、「国境を越えるお金の革命」ともいえるでしょう!!

WISEを長年利用する私が思うWISEの魅力
  • 【WISEのデビットカード】
    通貨換算時の手数料が低いので、無駄な出費がなく使える
    海外旅行や海外出張が多い人、留学生やデジタルノマド、国際的なビジネスを行う人は必携!
  • 【WISEの海外送金】
    海外送金の手数料が業界内でも格安で、隠れコストがないのが嬉しい!
    留学や移住の際の強い味方。輸入・輸出ビジネスにも役立つ

私がWISEの海外送金を使い始めたのは、アパートの大家さんの依頼で、家賃を海外の口座に送金したのがきっかけでした。

その後も、海外旅行の民泊の宿泊料など、海外送金が必要な場合は手数料の安いWISEをいつも利用しています。

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移住や留学、ビジネスで大きな金額を海外へ送金する時にも、WISEと銀行で手数料を比較してみる価値があります!

ブダペストにあるヴィガドーとその前の広場の様子。WISEカードと一緒に撮影
ブダペストのドナウ川沿いに立つヴィガドー(コンサートや展示会などの行われるイベントホール)。観光にもWISEのデビットカードは便利です

2024年1月からは、WISEのデビットカードを生活のメインカードとして使っています。

私の住んでいるハンガリーの銀行カードの手数料が地味に色々かかるので、無駄な費用が不要なWISEに乗り換えたのが理由の1つです。

さらに、海外旅行の時にWISEのデビットカードは大活躍。リアルタイムの為替レートが適用され、多くの銀行やクレジットカード会社が課している為替手数料(2〜3%の手数料が一般的)もかからず、海外旅行にまつわる手数料のストレスが軽減されます。

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海外旅行や海外出張によく出かける方は、WISEのデビットカードを持っていれば、予算に無駄を出さずに過ごせます!

今回の記事では、【WISEのデビットカード】および【ワイズの海外送金】の2点について、普段からよく使っている私が、メリットとデメリットおよび利用方法について説明します。

海外に頻繁に出かける方、海外へ移住や留学をしている方、国際的なビジネスを展開している方にとって、有益な情報がつまっているはずです。

手数料は最小限、コスパは最大限、賢い選択はWISE!!ぜひ最後まで読んでみてください🎉

【WISEの海外送金 / デビットカード】

WISE(旧TransferWise)のサービスはこんな人たちにおすすめです。

  • 海外送金を安く・早く・隠れコストなしで利用したい!
  • 海外旅行中に、為替や手数料を気にせずコスパよく使えるデビットカードがほしい!
  • 複数の通貨を1つの口座で管理したい!

WISEの公式ウェブサイトからオンラインで口座開設できます。気になる方は以下のボタンからチェックしてみてください。

\ 海外旅行や出張が多い人、留学生、デジタルノマド、国際的ビジネスを行う個人や企業におすすめ!! /

この記事を書いた人

りり / 旅行大好き

ハンガリーの首都、ブダペスト在住19年
1人旅が大好きで、世界50カ国以上を訪問
東京で旅行会社に4年勤務経験あり
ヨーロッパに長年いるけれど、実はインドや暖かい国が大好き

旅のプロとして、みなさんに役立つハンガリー情報や、旅行情報をお届け中!
ハンガリー旅行に関するお問い合わせもお気軽にどうぞ!

目次
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WISE(旧TransferWise)とは

WISEの創業者2名の画像
WISEの創業者の2人 / 画像引用元:estonian world


WISE(旧TransferWise)の創業者は、エストニア出身のクリスト・カーマン(Kristo Käärmann)とターベット・ヒンリクス(Taavet Hinrikus)。

ロンドンで働いていた2人ですが、海外送金の高い手数料と不利な為替レートに頭を悩ませていたそうです。

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ターベットさんはロンドンにいながら給与はユーロでの受け取り、普段は英ポンドで生活をしていました。

クリストさんは給与は英ポンドでもらっていましたが、エストニアの住宅ローンをユーロで支払う必要がありました。

そこで、友人だった2人はお互いの給与をロンドンで交換することで、手数料や為替レートに振り回されずに済むようになったそうです。

このアイデアを基に、2011年に2人はTransferWiseを設立。TransferWiseは、ユーザーが低い手数料で現実の為替レートを使って国際送金できるサービスを提供することで急速に成長しました。

2021年、TransferWiseは会社名をWISEに変更しました。国際送金に加えて、より広範な金融サービスを提供するようになり、マルチカレンシーアカウントやデビットカード、国際的な支払いなど、個人や企業向けにさまざまな金融サービスを展開しています。

WISEは銀行ではなく、国際送金や多通貨対応の口座サービスを提供するフィンテック企業です。

フィンテックとは「Finance(金融)」と「Technology(技術)」を組み合わせた言葉で、WISEは伝統的な銀行や金融機関に比べ、より効率的で便利な金融サービスを、テクノロジーを駆使して提供しているのが特徴です。

WISEは日本では、金融庁の第1種資金移動業者として登録されています。

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2023年時点で、WISEの利用者は累計1600万人以上

WISEは、国際送金やマルチカレンシーアカウントなどのサービスを通じて、急速に世界中で多くの利用者を獲得。この数字は今後も増加すると予想されます。

WISEのサービスといえば海外送金が有名ですが、私のブログの読者さんは旅行者の方が多いので、【WISEのデビットカード】【WISEの海外送金】の順番で、それらの魅力をご紹介していきます。

【WISEのデビットカード】メリット10選

ブダペストの朝食・ブランチ会場として人気のある”MUSE”。いつも観光客を中心に賑わっています
海外旅行の最中も、WISEのデビットカードを使えば、無駄な手数料をカットできるのが嬉しいです

WISEのデビットカードは不要で、WISEで海外送金だけしたいという方は、この項目は飛ばして【WISEの海外送金】メリット9選以降をご覧ください。

WISE(旧TransferWise)が提供するデビットカードは、私も普段から利用しています。海外旅行や出張など、世界中で利用するのにとても便利なカードです。

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WISEの魅力は為替レートの良さや手数料の低さ!

昔に比べると少しずつ高くなってきていますが、銀行やクレジットカード会社のサービスに比べると、WISEはまだ相対的に低コストです。

WISEのデビットカードのメリットを以下にまとめました。

1. 複数の通貨を1つの口座で管理できる(マルチカレンシーアカウント)

WISEが提供するマルチカレンシーアカウントは、自分が使いたい通貨に資金をチャージして利用できるのが大きな特徴です。

WISEで口座情報を取得できる通貨の一覧、スマホの画面

旅行先や取引先の現地通貨を保持している場合、その通貨から直接支払いが行われ、両替手数料がかからないのがポイントです。

通貨へのチャージには、若干の手数料(0.33%〜)がかかります。手数料率は通貨によって異なります。

海外旅行出発前に、行き先の現地通貨(例えばユーロ)にチャージしておけば、現地でWISEカードを使った時に自動的に現地通貨(ユーロ)の口座からカードの支払いが行われます。

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現地でレートの変動を気にせずに支払いができます。

レートのいいタイミングがあれば、その時に一気にチャージしておくのもいいですね。

ユーザーが特定の通貨を保持していない場合、WISEデビットカードは自動的に他の保持している通貨を最も有利な為替レートで両替し、支払いを行います。

例えば、ハンガリー・フォリントの支払いをする際、フォリントにチャージをしていなくとも、チャージ済みのユーロをリアルタイム為替レートで両替して、フォリントの支払いを行えます。

2. リアルタイム為替レート

WISEのデビットカードは、リアルタイムの為替レートを適用しています。

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取引レートは秒単位で常に変動していますが、WISEのリアルタイムレートは、異なる通貨の間で実際に現在交換できる最も最新の価格を示します。

私が2024年4月にチェコに旅行に行った際に、WISEデビットカードで支払いした時のレートをご紹介します。

事前にチェコ・コルナのチャージはせずに、私が普段から保有しているハンガリー・フォリントのチャージから支払いが行われました。

異なる通貨間でカード決済を行う際は、少額の為替手数料がかかります。手数料率は通貨によって異なります。

2024年4月14日のチェコ・コルナとハンガリー・フォリントのレート
画像引用元:Google Finance
WISEデビットカードの利用明細の一部。実際の為替レートとWISEのレートを比較、差額が少ないことがわかる
WISEデビットカードの利用明細の一部(左側)を実際のレートと比較

日本円にして3,500〜5,000円の支払いや出金をした際、実際のレートとの差額はほんの30〜50円程度(1%弱)。

リアルタイムレート + 異なる通貨間の両替手数料を合わせて、このような結果がでています。

3. 手数料が低い

通貨換算時の手数料が非常に低く、他の銀行やクレジットカードに比べてコストを抑えた国際取引ができます。

一般的に、銀行やクレジットカード会社のカードを海外で利用した場合、「為替手数料(1〜3パーセント程度)」と「国際取引事務手数料(2〜3パーセント)」がかかります。

一方、WISEの場合は1つ前の項目でもご紹介した通り、「リアルタイム為替レート」と「少額の為替手数料(1%以下の場合が多い)」のみが発生します。

さらに、WISEのデビットカードは年会費が無料である点もユーザーにとって魅力です。

発行手数料(日本で作るデビットカードは1,200円)はかかりますが、その後の年会費やカード更新時の手数料などはかかりません!

4. ATM引き出し機能

WISEデビットカードを使用して、現地のATMから現地通貨で引き出しが可能です。

毎月、日本円で30,000円相当のATM出金(利用回数の合計は2回まで)は、手数料が無料になっています(2024年8月現在)。

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「2. リアルタイム為替レート」の画像にも載っていますが、800チェコ・コルナ(約5,100円)をATMで出金した際も、追加の手数料はかかりませんでした!

5. グローバル対応

世界中の200以上の国と地域で利用可能です。VISAやMastercardの加盟店であれば、どこでも使用できるため、旅行や海外出張時に非常に便利です。

6. セキュリティ機能

WISEデビットカードには、リアルタイムの通知機能アプリからのカードロック機能があります。

カードを紛失した場合や不正利用が疑われる場合に、アプリから即座にカードをロックできるため、セキュリティ対策が万全といえます。

WISEカードの凍結の仕方の説明
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WISEデビットカードをオンライン決済で使用する場合、スマホに通知が来ることが多いです。オンラインで買い物などする時は、お手元にスマホもご用意ください!

WISEカードに決済承認の通知が来ている画面(スマホ)

7. アプリ連携

WISEのモバイルアプリと連携しており、リアルタイムでの支出の管理や通貨の追加が簡単に行えます。これにより、いつでも残高や取引履歴を確認でき、通貨の両替や振替もアプリから手軽に実行できます。

8. ビジネス用途でも利用可能

WISEデビットカードは個人利用だけでなく、ビジネスアカウントとも連携可能です。

企業が国際的に事業を展開する際、現地通貨での支払いを簡便に行え、為替手数料のコスト削減につながります。

9. Google Pay/Apple Pay対応

WISEデビットカードはGoogle PayApple Payにも対応しているため、スマートフォンでの非接触決済にも対応しています。カードを持ち歩くことなく、スマートフォンで安全に支払いができる点も便利です。

10. 信頼性の高いサービス

WISEは、国際的な規制を遵守し、セキュリティ対策に重点を置いているため、信頼性の高いサービスを提供しています。

【WISEの海外送金 / デビットカード】

WISE(旧TransferWise)のサービスはこんな人たちにおすすめです。

  • 海外送金を安く・早く・隠れコストなしで利用したい!
  • 海外旅行中に、為替や手数料を気にせずコスパよく使えるデビットカードがほしい!
  • 複数の通貨を1つの口座で管理したい!

WISEの公式ウェブサイトからオンラインで口座開設できます。気になる方は以下のボタンからチェックしてみてください。

\ 海外旅行や出張が多い人、留学生、デジタルノマド、国際的ビジネスを行う個人や企業におすすめ!! /


【WISEのデビットカード】デメリット3選

ブダペスト市内にあるドイツ系スーパーALDIにて
旅行中のお買い物にも、もちろんWISEデビットカードは活躍します

実際に使用していて大きなデメリットは感じないのですが、強いてあげるとすれば以下の通りです。

1. タッチ決済ができないことが稀にある(私の場合だけかも?)

個人的な体験に基づく意見になりますが、たまにWISEカードではタッチ決済ができなくて、決済端末に差し込んでピンコード入力が必要な場合があります。

端末に差し込んで普通に使えますので、大きな問題ではありません。

2. サポート対応

WISEのサポートは主にオンラインで行われます。トラブルが発生した際には迅速な解決が難しい場合があります。

3. クレジットカードではなくデビットカード

WISEのカードはクレジットカードではありません。口座に入っている金額以上は利用できないのでご注意ください。

【WISEのデビットカード】申し込み手順

WISEデビットカードで支払いしたチキンカツとフライドポテト
ブダペストのプール施設 “Csillaghegyi Strandfürdő” のセルフサービスレストランにて
チキンカツとフライドポテトはWISEのデビットカードで支払いしました

WISEデビットカードは、送金、外貨両替、ATMでの現金引き出しなどに使用できる便利なカードです。

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ここまで説明してきた通り、海外旅行先でお得に利用できます。よく海外に出かける方には、特におすすめです!

WISEの公式ウェブサイトに入り、手順に従っていけば難しいことはありませんが、こちらでも簡単に解説します。(画面仕様の変更等で、順番が前後する可能性がありますのでご了承ください。)

1. WISEアカウントを作成

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すべてオンラインで手続きできます。

途中、スマホで身分証明書やセルフィー写真を撮る行程があります。少し特殊な作業になりますが、落ち着いて作業すれば大丈夫です。

  • 公式ウェブサイトから無料のアカウントを作成します。
  • アカウント作成には、名前、メールアドレス、パスワード、国籍などの基本情報を入力します。
  • 日本の身分証明書として「マイナンバーカード」「運転免許証」「パスポート(2020年2月以前に発行されたもの)」が使えます。
  • マイナンバーカードの番号は登録必須です。(日本に非居住者の場合は、マイナンバーカードではなく、海外の居住住所の証明書が必要です)
  • 4桁の認証コードを紙に記入して、身分証明書と一緒に写真を撮ったりします。紙とペンを用意しましょう。
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身分証明書が本物であることを確認するため、身分証明書を傾けてスマホ撮影する作業もあります。

初めてだとちょっと難しいかもしれませんが、スマホの指示に従って手続きしてください。

セルフィー(自撮り)の提出も必要です。

セルフィーの撮影方法の画像
画像引用元:WISE公式ウェブサイト
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本人確認には、通常数日かかります。カードを利用したい期日が迫っている場合は、早めに手続きをしてください。

2. マルチカレンシー口座を開設

  • WISEのデビットカードを利用するには、マルチカレンシー口座を開設する必要があります。これは、異なる通貨を保有・管理できるWISEのデジタルウォレットのような口座です。
  • アカウント作成後、WISEのダッシュボードから「アカウントを追加」を選び、使いたい通貨の口座を開設します。主要な通貨はもちろん、多くの国の通貨を利用できます。
  • 通貨は後から追加もできます。

3. デビットカードの申請

  • マルチカレンシー口座を開設した後、WISEアプリまたはウェブサイトにログインし、「カード」ボタンを選択して、「デビットカードを注文する」ボタンをクリックします。
  • カードを申し込む際に、WISEがカードを発行できる国であるか確認します。現在、WISEデビットカードは特定の国の居住者にのみ提供されています。例えば、日本、ヨーロッパのほとんどの国、米国、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの居住者が対象です。(2024年8月現在、米国は新規申し込みに制限がかかっているようです。)
  • 日本のカードの発行手数料として、1回限り1,200円がかかります。(日本以外の国の場合でも、似たような金額になります)。これ以降、年会費や有効期限切れのカード交換などに費用は発生しません。
  • ローマ字でカード送付先の住所を入力して、郵送方法(無料・有料)を選択します。
  • 発行手数料の支払いをします。

4. 本人確認

  • デビットカードを発行するために、本人確認のプロセスを完了する必要があります。これは、規制に基づいて本人確認を行うための手続きです。
  • 既に身分証明書をアップロードしている場合でも、追加の書類(住所確認書類など)を求められることがあります。

5. デビットカードの受け取り

申請が完了し、本人確認が承認されると、WISEはデビットカードを郵送で送ります。無料の配送を選択すると、カードの到着には1~2週間程度かかることが一般的です。

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私のカードは、申し込んで10日くらいで郵送されてきました!

カードが届いたら、WISEアプリまたはウェブサイトからカードを有効化する必要があります。私はカードの利用時にピンコードを入力しましたが(ハンガリー式)、日本のカードの場合はアクティベーションコードが一緒に送られてくるようです。

私はWISEデビットカードをハンガリー国立博物館のカフェで最初に使用しました。

一番最初だけはタッチ決済はできず、カードを決済端末に差し込んで、ピンコードを入力して利用しました。2回目以降はタッチ決済できています。

ブダペストのハンガリー国立博物館のカフェの様子
WISEデビットカードを初めて使用したカフェ。1回目は端末に差し込んでピンコードの入力が必要でしたが、2回目以降はタッチ決済で利用できています

【WISEの海外送金】メリット9選

ワイズカードとブダペスト王宮
ブダペストの王宮をバックにWISEデビットカードを撮影

海外送金にデビットカードは必要ないので、保持していない場合でも送金サービスは利用できます。

WISEといえば、従来の銀行の高額な手数料や不透明な為替レートに対抗し、低コストの国際送金サービスを始めた会社として有名です。

WISEの国際送金は、日常的に必要な人々や企業にとって、非常に使いやすく信頼できる選択肢となっています!

1. 低コストである

WISEの最大の強みは、送金手数料が低コストであることです。

WISEは、送金元と送金先の国ごとにローカルの銀行口座を使用して送金を行います。

例えば、日本からハンガリーに送金する場合、日本の送金者の資金は日本国内でWISEが保持する口座に入金され、同時にハンガリー国内のWISE口座から受取人に送金が行われます。

国際間で資金自体を移動させるのではなく、国内の銀行送金で処理することで、従来の国際送金にかかる高額な手数料や、中継銀行の手数料を省いているのが特徴です!

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創業者でエストニア出身のターベットさんとクリストさんが、ロンドンで思いついたアイディアを実現させた結果ですね!

正直なところ、数年前まではWISEの手数料はもっと安かったのですが、運営コストや競争環境の変化などになり少し高くなっています。

それでも、実際に送金する際の着金額を比較すると、今でもWISEはコスパがいいことが一目瞭然です。

50万円をハンガリーに送金する時の着金額の比較
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送金画面にある「手数料を比較する」ボタンをクリックすると、上記の画像のように他行との比較が表示されます。

送金前に一度、手数料を比較してWISEが一番安いかどうか確認しましょう。

2. リアルタイム為替レート

リアルタイムの市場為替レートを使用しており、為替マージン(銀行や為替サービス業者が適用する為替レートに上乗せされるコスト)が上乗せされることがありません。

WISEは為替マージンを取らず、手数料を明確に別途表示します。これにより、ユーザーは低コストで為替交換を行うことができます。

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送金する際の為替レートが公開されており、隠れたコストがなく、ユーザーは常に正確なコストを知ることができるので安心です。

例えば、旅先の200ユーロの民泊費用を、大家さんに送金するケースがあるとします。2024年8月30日の夜に200ユーロを入力すると、そのタイミングのレートで79,318フォリントが送金の最低価格として表示されました。

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手数料が一番安い方法(WISEのアカウントに入っているお金で支払いをする場合)で、200ユーロを着金させるには、支払うべき合計金額は79,318フォリントです。

200ユーロを送金する場合の、フォリントの合計金額などの画面

入金方法はいくつかありますが、ご自身のWISEアカウントに必要金額が入っていれば、そこから支払いするのが一番手数料がお得です。

もしくは、ご自身の銀行口座からWISEに振込をするのも手数料が低いです。(ただし、銀行振込にかかる手数料はみなさんの負担になります。)

カード決済もできますが、手数料が高くなります。

入金方法に応じて手数料が異なることがわかる画面

3. 迅速な送金

送金時間は通常1〜2営業日程度で、場合によっては数分で送金が完了することもあります。

送金速度は送金先の国や通貨、銀行の処理時間に依存しますが、従来の銀行送金よりも早いことが多いです。

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私が海外送金する場合も、大体1日以内に着金することが多いです。

4. 複数の通貨を1つの口座で管理できる(マルチカレンシーアカウント)

WISEのアカウントを開設すると、マルチカレンシーアカウント(複数通貨に対応する口座)が利用でき、異なる通貨を保持することができます。

この機能を使えば、複数の通貨での入金や引き出しが可能で、国際的な取引に非常に便利です。

5. グローバルな対応

200以上の国と地域で40以上の通貨に対応しており、グローバルな送金が可能です。これにより、ビジネスや個人の両方で海外送金を必要とする場合に便利です。

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私の住んでいるハンガリーでも利用できるので、留学や移住の際にWISEは強い味方です!

比較的マイナーな国で口座が必要な場合は、その通貨の口座情報を取得できるかどうか、公式ウェブサイトからチェックしてみてください。

6. 使いやすいプラットフォーム

WISEは、シンプルなインターフェースを提供しており、スマートフォンやPCから簡単に送金手続きを進めることができます。送金手続きは数ステップで完了し、直感的に操作できる設計です。

7. 信頼性と安全性

WISEは各国の金融規制を遵守しており、顧客資産は銀行口座とは別に分けて管理されています。さらに、2段階認証暗号化技術を使って安全性を高めています。

8. 費用の透明性

送金手数料や為替レートに関する情報が事前に明確に提示されるため、隠れたコストや不透明な手数料がありません。これにより、送金額が予想外に減ることがなく、安心して利用できます。

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「2. リアルタイム為替レート」の図でもお分かりの通り、送金前に送金すべき金額の合計がはっきりと分かります。

9. 高評価と広範なユーザー層

企業や個人利用者に高く評価されており、特に国際的なビジネスを行う中小企業にとっては、従来の銀行よりもコスト削減効果が高い点が人気です。

【WISEの海外送金 / デビットカード】

WISE(旧TransferWise)のサービスはこんな人たちにおすすめです。

  • 海外送金を安く・早く・隠れコストなしで利用したい!
  • 海外旅行中に、為替や手数料を気にせずコスパよく使えるデビットカードがほしい!
  • 複数の通貨を1つの口座で管理したい!

WISEの公式ウェブサイトからオンラインで口座開設できます。気になる方は以下のボタンからチェックしてみてください。

\ 海外旅行や出張が多い人、留学生、デジタルノマド、国際的ビジネスを行う個人や企業におすすめ!! /

【WISEの海外送金】デメリット4選

1. 送金額の制限

送金先の一部の国では、規制や送金方式により、WISE側で独自の送金上限が設定されることがあります。

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以前は日本円の送金の限度額は100万円でしたが、2024年の春以降は、最大1億5000万円の送金が可能になっています。

ただし、ご自身のWISEアカウントのチャージ金額から送金したい場合は、限度額は100万円のままです。(別の銀行からWISEへ送金を行う場合は、100万円の限度額はありません。)

2. 通貨間によっては、送金ができない場合がある

通貨と通貨の組み合わせによっては、送金できない場合があります。

WISEの公式ウェブサイトから送金のシュミレーションができます。「今すぐ送金する」をクリック、送金金額の項目で送金希望の通貨を選択、受取人の項目で受渡し希望の通貨があるかどうかをご確認ください。

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ハンガリー・フォリントから日本円、日本円からハンガリー・フォリントへの送金は可能です。

3. 自身のWISE口座を、受取口座に指定できない場合がある

海外送金の話から少し外れますが、ご自身のWISE口座への振込が拒否されてしまうケースがあります。

私の場合、育児休暇の手当金はWISEの口座に振込拒否されてしまいました。理由は不明なのですが、このようなケースがなきにしもあらずです。

その他、家族からの振込や、自分の別の銀行口座からの振込などでは、問題なく利用できています。

4. サポート対応

WISEのサポートは主にオンラインで行われます。トラブルが発生した際には迅速な解決が難しい場合があります。

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10年ほど前に送金の手続きに失敗をした際に、サポートに問い合わせた記憶があります。とても親切な対応でした。

最近はますますプラットフォームも使いやすく、疑問点もほとんどないので、私は問い合わせは全然していないです。

【WISEの海外送金】海外送金の手順

WISEで海外送金を行う方法は簡単で、次の手順に従うことでスムーズに送金できます。

WISEの公式ウェブサイトで詳しく説明されていますが、以下に一般的な手順をまとめました(画面仕様の変更等で、順番が案内通りではなく、少し前後する場合があります)。

1. WISEアカウントを作成

まず、WISEの公式ウェブサイトまたはモバイルアプリにアクセスして、無料のアカウントを作成します。

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こちらの記事の前半部分の【WISEデビットカード】申し込み方法内の「1. WISEアカウントを作成」に、もう少し詳しく書いてあります。

2. 送金手続きを開始、受取人の情報を入力する

  • 「送金する」ボタンを押して、受取人の情報を入力していきます。
  • 受取人がWISEの利用者であれば、受取人名前、Wisetag、メールアドレス、電話番号を入力して検索も可能です。
    →受取人の検索ができた場合は、受取人の口座情報の入力は不要です!!
  • 受取人がWISEの利用者でない場合、「受取人を追加する」をクリックすることで新規の受取人を追加できます。
    →受取人の銀行口座名義・IBAN・口座番号・SWIFTコードなどの情報を入力しましょう

3. 送金元の通貨を選んで、送金額を入力する

  • 送金したい金額を選択するか、受取人に受け取ってほしい正確な金額を入力して通貨を選択します。
    →自分が送金したい送金額を選択すると、手数料がその金額に加算されます。
    →受取人に受け取ってほしい金額を選択すると、手数料を含んだ送金すべき合計金額が表示されます。

4. 送金内容を確認

  • 情報がすべて正しいことを確認してください。受取人への備考を追加することもできます。

5. 入金方法を選択する

  • 入金方法を選択します。WISEアカウントからの支払いや、銀行振込がお得で、クレジットカード・デビットカードを使っての支払いは手数料が高くなります。
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支払い方法に応じて手数料が変わりますが、WISEは送金手数料を明示してくれるので安心です。それ以上の追加コストはかかりません!

6. 送金開始、送金完了のメールも届く

  • みなさんからWISEへ入金が終わると、WISEからお知らせのメールが届きます。
  • その後、受取人へ向けて送金が開始され、受取人にもメールで通知が送られます。
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送金が完了すると、WISEから送金が完了した旨の通知が届くので安心です。また、受取人にも送金の完了が通知されます!

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【WISEのデビットカードと海外送金】まとめ

WISEのデビットカードを持って、マクドナルドのタッチパネルの前にいる様子
前回のブログ記事で書いたブダペスト西駅のマクドナルドでも、WISEデビットカードで支払いをしました

2011年に設立したWISE(旧TransferWise)は、低コストで迅速な国際送金サービスを提供することで有名です。従来の銀行の高額な手数料や不透明な為替レートに対抗し、実勢為替レートを使った安価で透明な送金が特徴となっています。

また、近年では複数通貨での管理や支払いができる多通貨口座やデビットカードの提供も行っています。

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国際的な個人やビジネス向けにサービスを展開し、世界中で利用されています!

私自身も10年ほど前に海外送金をする際にアカウントを開設。今年になってWISEのデビットカードも使うようになりました。

「海外送金」も海外旅行・移住での「デビットカード利用」も、過去に使っていたサービスと比べるとWISEはコスパが抜群!今後もずっとお世話になっていくつもりです。

海外旅行・海外出張・海外ビジネス・移住・留学に伴う「海外送金」や「カード利用」で、手数料が気になっていた方は、ぜひ一度WISEのサービスを利用してみてください。コスパの良さにきっと感動すると思います。

以上、参考になる情報があれば幸いです。外貨利用に関連する手数料を少しでも減らして、ストレスフリーに過ごしましょう!

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